皆さんこんにちは!ファイナンシャルリテラシー沖縄のスタッフです。
最近SNSで話題の「高配当株」。株式投資を始めようとする方も気になると思います。
普通の株と高配当株は何が違うのか?今日は高配当株の説明と銘柄を選ぶポイントについて解説したいと思います。
- 高配当株について
- 高配当株の銘柄を選ぶ時のポイント
- 高配当株の投資スタンス
高配当株とは?
高配当株とは配当利回りが高い株式のことですが、おおむね3%~9%の配当利回りの株式のことです。
直近のデータでは、商船三井9.95%、日本郵船9.65%、日東工業7.91%、東急建設6.05%
ソフトバンク5.81%(2022.6.1時点)と配当利回りの高い株式が数多く存在します。
高配当の企業は収益基盤が安定しており、株主への還元姿勢が顕著であり、経済環境や社会構造が変化しても、持続的な成長が期待できます。
高配当株投資はファンダメンタル分析
株式投資をするうえで大切なことは、どの分析手法に基づいで投資を行うか。大きく分けるとテクニカル分析とファンダメンタル分析があると思います。
テクニカル分析:日々の値動きのチャートを分析し投資を行う
ファンダメンタル分析:企業の財務や社長の事業に対する考え方から企業価値と株価を比較検討する
高配当株投資はどちらかというとファンダメンタル分析に近いと思います。
高配当株の銘柄を選ぶ時のポイント
配当金の原資は、当期利益か当期利益プラス内部留保から支払われます。
当期利益の範囲内で配当を支払うと配当性向は100%以内に収まります。
当期利益と内部留保から配当を支払うと配当性向は100%を超えてきます。
配当性向を100%超えて継続して配当すると、いずれ内部留保が枯渇してしまうので、配当性向があまり高くない銘柄を選択した方が良いでしょう。
また、利益が安定していることも銘柄を選ぶ大きなポイントとなります。
- 配当性向があまり高くない銘柄
- 利益が安定している銘柄
配当利回りの算出方法
【配当利回りの計算式】
1株当たりの年間配当金額÷1株当たりの株価×100
例えば、年間配当金額40円、株価1,000円の場合は
40÷1000円×100=4%
株価が1000円から1300円に上昇した場合は
40÷1300円×100=3.07%
配当利回りは4%から3.07%となります。
つまり、株価が低い銘柄の配当利回りが高く見えがちになります。
売却すると1株当たり300円値上がりしてる訳ですから、300円×売却する株式の売却益を得ることが出来ます。
ただし、売却益が出るからと言って短期売買しては他の株式と大差ありません。
株価は変動します。また配当も変動します。
高配当株投資の投資スタンスとして、株式を長期保有しつつ、配当というインカムゲインを得て最後に売却してキャピタルゲインを得るというスタンスが望ましいでしょう。
- 長期保有
- 高配当というインカムゲインを得る
- 最後に売却してキャピタルゲインを得る