証券口座3000万件突破へ
2022年1月6日付の新聞の見出しです。
国内の個人証券口座数が2022年にも3千万件を突破する見通し。低料金サービスを売りにするインターネットの台頭で株式などに投資する層の裾野が拡大し、証券業界の勢力図が塗り替わりつつある。手厚い顧客対応を重視する対面証券大手との競争がさらに激しくなりそうだ
2022.1.6 琉球新報より引用
今日は、なぜ証券口座の開設数が増えているのかを解説します。
- 楽天・SBI・LINEの証券口座数
- 証券口座数が伸びた理由
楽天・SBI・LINEも証券口座数が増加
楽天証券は1999年に日本で初めてオンライン専業の証券会社としてサービス開始し、2021年12月で700万口座を突破しました。
SBI証券も770万口座以上と証券業界をけん引しています。
中でもすごい勢いのある証券会社がLINE証券。サービス開始から2年2ヶ月で100万口座に到達しました。証券業界では最短で100万口座に到達しました。松井証券やauカブコム証券の口座数が130万口座だから射程に収めた形ですね。
LINE証券のユーザー属性は20代と30代で54.2%を占め、女性比率は36%、投資未経験者比率が64%。これは楽天証券もこれに近い比率になっています。
なぜ証券口座数が伸びているのか?
- コロナ禍で投資に注目が集まった
- 100株以下の株取引ができるようになった。→小資金で投資が始められるようになった
①から見ていきましょう。コロナ禍で資産運用(投資)に興味を持つ人が増えました。個人投資家の中でも若年層や投資未経験者の口座が大幅に伸びたようです。
②100株以下の株取引ができるようになった(単元未満株取引の導入)とは、どういう事でしょうか?ズバリ、小資金で投資が始められるようになったという事です。
一昔前まで、市場での株の売買は1000株単位でした。一株2,000円の企業の株を買おうと思ったら、200万円が必要な時代がありました。ところが2018年に株取引が100株単位に統一されました。先ほどの事例だと20万円あれば株を購入できます。
初期費用が200万円→20万円になったため、投資初心者にとっては助かりますよね。
さらに、単元未満株式の売買が出来るようになりました。単元未満株式とは、銘柄ごとに決められている最低売買単位である1単元の株数に満たない株式のことをいいます。
簡単に言うと、銘柄ごとに1単元=100株単位と決まっていても、1株ごとに売買が可能です。
1単元=100株に満たない取引→「単元未満株」ということですね。
昔と違い、少ない金額で株式投資が出来るようになったわけです。株式投資の敷居が下がったことで若年層や未経験者が興味を示し口座開設に至ったのではと推測されます。
証券口座をまだお持ちでいない皆さん、そろそろ口座開設してみてはいかがですか?
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