皆さんこんにちは!ファイナンシャルリテラシー沖縄のスタッフです。前回は、運用型保険の「死亡保険金の相続税」についてお話しました。今日は、「生命保険のトラブル」について実例と対応策を紹介したいと思います。
- 医療費の減額制度
- 社会保障と保険の関係
- 生命保険の種類
- 目的別の保険商品
- 損害保険の種類
- 掛け捨てと貯蓄型
- 学資保険のメリット
- 米ドル建て運用型保険
- 保険金の受取人
- 生命保険にかかる相続税
- 生命保険のトラブル etc…
外貨建て保険の相談件数が増加!
独立行政法人国民生活センターによると、生命保険に関する相談件数の推移はグラフの通りとなりました。年間かなりの数のトラブルが起きている事がわかります。
また、外貨建て保険の相談件数が年々、増加しているそうです。
皆さん、どのような事で悩んでいるのでしょうか?実際の相談事例を見ていきたいと思います。
70歳以上が過半数!外貨建て保険のトラブル
独立行政法人国民生活センターによると、2018年度の相談件数は538件と、2014年度の約3倍以上になりました。2019年度も増加ペースが続いています。
70歳以上の割合が相談全体の約半数を占めており、平均契約金額は約1,000万円前後にも及ぶそうです。
為替変動リスクや元本保証のトラブルも多い
外貨建て生命保険は、米国ドルなどの外貨で保険料の支払いや保険金の受け取りをする保険で、運用実績や為替相場の変動で損益が発生したり、手数料などの負担があります。
実際の相談事例を見てみると、以下のケースが見られました。
相談事例①
元本保証を約束され、豪ドル建ての保険を契約したが、元本保証ではなかった
相談事例②
定期預金をしたつもりが、外貨建ての変額個人年金保険に入っていた
相談事例③
高齢の父親が契約したが、本人が覚えていなかった
相談事例④
外貨建て生命保険に勧誘されて、クーリングオフしたが、円高で損が出た
これらは、高齢者を中心に起きており、国民生活センターも注意を呼びかけています。
- 高齢者が正しくリスクや契約内容を理解していないまま契約していた
- 為替変動リスクや手数料の負担を正しく理解していなかった
- 生命保険である事を理解していなかった
- 「元本保証」を希望していたが、異なる勧誘・契約がされていた
トラブルを防ぐには?
1. 外貨建て生命保険は、元本割れのリスクがある
2. 勧誘されてもすぐに契約せず、周囲に相談し慎重に考える
3. 契約後に送られてくる保険証券などの書類はしっかり確認し、不安な時はすぐに消費生活センターへ相談する
4. 強引な勧誘に負けず、キッパリ断る
万が一、不安や疑問点がある場合は、消費者ホットライン「188(いやや)番」にすぐに相談しましょう。
いかがでしょうか?今日は、「生命保険のトラブル」を紹介しました。
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