1ドル139円台、24年ぶりの円安水準。
最近の状況ですが、皆さんはどう感じていますか?
原油高からスタートし、ロシアがウクライナに侵攻した事で原油高騰が加速しましたね。原油の高騰は多くのモノ・サービスを高騰させています。
原油高騰は金融政策にどう影響する?日米比較
原油高騰の影響でアメリカの経済はインフレが加速しました。アメリカがインフレを抑制するために金融引き締めに動くことは当然の流れです。
日本における日銀と同じ、米国の中央銀行制度の最高意思決定機関であるFRB(連邦準備理事会)は今年、数回にわたり金利を引き上げ、市場に出回るお金の量を調整しています。
一方、日本はというと、デフレ脱却が出来ていないので金融緩和を継続しています。金利を低い水準に据え置いて市場にお金を投入しています。
つまり、アメリカと日本は全く真逆の政策を実行していますね。アメリカは金融引き締め、日本は金融緩和。アメリカは金利が高くなる、日本は金利が低いまんま。
円安はさらに進む
基本的にお金は金利が低いところから高いところに流れます。いわゆる円を売ってドルを買う動きが加速します。両国の政策が真逆ですから、円安はもっと進むことが予想できます。
リセッション=景気後退、投資家はどうする?
原油高騰を背景とする為替や金利の影響を受けて、長期で上昇していた株式市場も下落基調に転じています。
最近では「リセッション」という言葉も良く耳にしますね。リセッションとは景気後退を意味します。リセッションを警戒することは大切ですが、いつからリセッション入りするかは誰にも分かりません。後から振り返ったときに「あの時点からリセッション入りしたんだな~」って感じです。
基本的に景気は循環します。上がったり下がったりするんです。ずっと上がり続けることはないし、ずっと下がり続けることもありません。株式市場もそうですよね、上がったり下がったりしてますよ。
株式投資で底値で買って高値で売ることはほぼ不可能です。「魚の頭としっぽはくれてやれ」という投資格言があるほどです。
そう考えると「今が買い時」とか「今が売り時」とか考えずに出来る長期・分散・積立が精神的にも楽な投資法ではないかと思います。みなさんはいかがですか?
- 投資の王道は、長期・分散・積立
- 最安値で買って、最高値で売るのはほぼ不可能。骨までしゃぶろうとする愚かさを戒める格言。欲張らず、利益が出たところで手を打ちなさいという意味。
いかがでしょうか?今日は投資の格言に準えて、原油高騰と金利政策に左右されない投資スタンスを紹介しました。
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