皆さんこんにちは!ファイナンシャルリテラシー沖縄のスタッフです。今日はライフプランの中から「職業」をテーマに取り上げます。

ライフプランとは?
  • どんな仕事に就くか
  • いつ結婚するか
  • どこに住むか
  • 住居は賃貸or購入?
  • 子どもは何人ほしいか
  • 余暇はどう過ごす?
  • 教育資金はどう貯める? etc…

日本は「世界56位」幸福度ランキング

数年前に、「世界一幸せな国ブータン」がテレビ・新聞を賑わせました。覚えている方もいらっしゃると思います。

日本人は世界で何番目に幸せでしょうか?国連が統計を発表しています。

「世界幸福度ランキング2021」で日本は世界56位でした。

1位は4年連続でフィンランド。2位デンマーク、3位スイスと続きました。

国連が2021年3月19日に発表した「世界幸福度ランキング」で、日本は前年から4つ順位を上げたものの56位でした。

フィンランドが4年連続で1位となり、2位デンマーク、3位スイス、4位アイスランド、5位オランダと続きました。

PRESIDENT Online https://president.jp/articles/-/44422?page=1

幸せの基準を何に置くかは人それぞれです。経済、住まい、ライフスタイル、職業など多様な構成があると思います。

今日はその中から、「職業と幸福度」をテーマに考えてみたいと思います。

職業を選ぶ「軸」は何ですか?

職業を選ぶ「軸」は何ですか?

結婚、住居、趣味、子どもの有無など人生にはライフイベントと呼ばれる転機がたくさんあります。

独身か、何歳までに結婚するのか?

転勤でもいいのか、生活の軸は地元か都心か?

趣味を持つのか?

何歳までに何人ぐらい子どもがほしいのか etc…

大まかでもいいので、理想のライフプランを立てておくと職業選択の軸が見えてくるかもしれません。ライフプランとキャリアプランを重ねて描くことが出来れば、5年後、10年後の自分を助けてくれるはずです。

業種別の平均年収ランキング

業種別の平均年収ランキング

マイナビ転職が2020年4月〜2021年3月にかけて、業種別の平均年収を調査しました。(引用:マイナビ転職 https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/income/ranking/02/

1位:外資系金融(1,316万円)

2位:金融総合グループ(859万円)

3位:環境関連整備(833万円)

1位〜10位を見ると「金融系」が多く、1位〜20位を見ると、「建築・建設・不動産系」がランクインしています。地域差もあると思いますので、参考値にして下さいね。

職業で年収が違うのは当然ですが、年収だけで選ぶのではなく、稼いだお金で何が欲しいのか?をライフプランニングの中で明確にしておくと、貯める&増やす目標ができてより働く意欲に繋がると思います。

男性の約4人に1人、女性の約6人に1人は、生涯独身

男性の約4人に1人、女性の約6人に1人は、生涯独身

2020年の国勢調査によると、生涯未婚率は、外国籍を含めて男性25.7%、女性16.4%となっています。大正時代から比較すると、国勢調査が始まって以来の過去最高記録のようです。

※ 生涯未婚率は、45-49歳の未婚率と50-54歳の未婚率とを平均した値です。(参考ー Yahoo!ニュースhttps://news.yahoo.co.jp/byline/arakawakazuhisa/20211201-00270589

つまり、男性の約4人に1人、女性の約6人に1人は生涯未婚ということですね。国は、生涯未婚率が今後も増えると予測しています。

仕事以外の時間の過ごし方ー趣味

仕事以外の時間の過ごし方ー趣味

皆さんは趣味を持っていますか?学生時代に部活やサークルに属していた人もいると思います。

健康系:「ヨガ」「ピラティス」、東京オリンピックで注目を浴びた「空手」や「スケートボード」

教養系:「英会話」「プログラミング」

ビジネス系:「MBA」「社会人留学」「資格取得」

など、社会人の習い事が近年流行っています。

マーケティングリサーチ会社の株式会社アスマークの「趣味に関するアンケート調査2021」によると、このような結果になりました。

・男性は趣味が多様化する一方、「趣味はない」人が4倍強へ増加

・男性の趣味、”スポーツ1強”が崩れ「ゲーム」「アニメ/漫画」がTOP10にランクイン

・男性に比べ、女性の趣味に大きな変化はみられない

・女性にとって男性にやっていて欲しい趣味、「DIY」が急浮上

・趣味を持つことへの価値観が薄れており、幸福感・充実感には繋がらないと考える傾向が強まる

 PR TIMES  https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000206.000018991.html

退職までは仕事に没頭し、退職後に趣味を持つ人もいると思います。仕事以外の時間をどう過ごすのかも、人生を充実させる大切な考え方だと思います。

出産・子育て支援制度

出産・子育て支援制度

厚生労働省が2021年2月に発表した出生数(同日速報値)は、84万2897人。2020年と比較すると2万9786人(3.4%)減り、6年連続で過去最少を更新しました。(引用:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA251RA0V20C22A2000000/

新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり少子化が加速しました。

子どもが生まれると、仕事への価値観が大きく変化する人も多いと思います。教育費、産休と育休、子育ての時間…考えるのも楽しいですよね。

子ども1人育てるためには、約2,000万円かかると言われています。何歳までに何人欲しいのか?を考え、生涯の教育費を試算し、パートナーと相談するのも良いかもしれません。

また、男性が育休を取れる会社も増えてきました。産休・育休とキャリアプランのバランスをどうするのか、勤め先の企業に子育て支援制度はあるか、など就職前に調べておくのもオススメです。

教育費に関するコラムは、こちらも参考にして下さい。

①教育費の全国平均 https://otonanookane.com/column-bridalcheck0328/

②子どもが何歳までにいくら貯める? https://otonanookane.com/column-bridalcheck0404/

③学習費と家庭教師費【公立と私立】 https://otonanookane.com/column-bridalcheck0411/

④世帯年収別の学習費 https://otonanookane.com/column-bridalcheck0418/

ライフプランを描けば職業選択の「軸」が見えてくる

ライフプランを描けば職業選択の「軸」が見えてくる

ここまで、「業種別の平均年収」「結婚」「趣味」「子どもの有無」に関連する統計資料を紹介しました。

何を軸に職業を選ぶのか?一口に「価値観」と言っても、より具体的なライフプランがあれば、自分に合った仕事を、楽しく、納得感を持って続けられると思います。

もちろん、ライフイベントで価値観が変われば、軸を変更することも可能ですよね。転職市場も活発になっています。

給与や待遇が良い企業は、その分、求められる能力や技術、人間性も高く、就職試験は高倍率になってしまいますが、人生と同じで、理想のキャリアプランを叶えるためには、相応の努力が欠かせません。

もちろん、給与や待遇が全てではないと思います。人生をかけて挑戦するような仕事も、ライフラインを守る仕事も、生命を守る仕事も、サービスの向上を図る仕事も、ものづくりの仕事も、どれ1つ欠けても社会は回りません。正解はないと思います。自分が納得いくキャリアを描けたらいいですよね。

人材、人財、人罪、人在ー4つのジンザイ

人材、人財、人罪、人在ー4つのジンザイ

「4つのジンザイ」という言葉を聞いたことがありますか?

個人的なエピソードになってしまいますが、私が新卒1年生の時に、厳しい(少し優しい 笑)尊敬する上司がこう言いました。

「企業が、数ある〝ジンザイ〟の中で、なぜ君を雇ったと思いますか?」

そこでその上司は、「4つのジンザイ」の話をしてくれました。

4つのジンザイ

人材:才能があり、役に立つ人。有能な人物。人才。つまり、企業に必要な人。

人財:人は会社の経営資源である財産である、つまり、企業に利益をもたらす人。

人罪:企業にとってお荷物となる人。つまり、実績も成長もない人。

人在:会社にただ居るだけの人。過去に実績があっても、成長しない人。

厳しい表現もありますが、企業目線を学ぶ良い機会となりました。

ライフプランに沿ったキャリアプランを歩む自己実現と、企業(フリーランスの方は取引相手)から見た自分の「ジンザイ」としての価値、どちらも幸福感を高めるには必要な要素だと思います。


いかがでしょうか?今日はライフプランの中から「職業」をテーマに取り上げました。

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