皆さんこんにちは!ファイナンシャルリテラシー沖縄のスタッフです。今日は、「お金と数の雑学ー藁(わら)算」を紹介したいと思います。
皆さん、藁(わら)算を聞いた事がありますか?豊年祭や地域の歴史博物館に行った事がある人は知っているかもしれません。
文字が普及する前の数の数え方
わら算とは、琉球王朝時代に文字が読めない庶民が、税金の納付や出席確認の時に数の記録法として活用していたものです。
まずは、クイズを出しますので考えてみてください♪
琉球王朝時代の電卓はどれ?
沖縄で使われていたわら算はどれ?
「藁(わら)」という言葉から、薄々気づいた方もいるかもしれません。クイズ1の答えは「①」です。クイズ2は見分けがつきませんが、、答えは「①」です。
クイズ2の②はインカ帝国で使われていた「キープ」と呼ばれるものです。③は中国で使われていた「結縄(けつじょう)」と呼ばれるものです。
わら算と少し違いますが、原理は同じです。では、どのように使うのでしょうか?
藁の大小と結び目で記録するわら算
わら算では、細いわらを1、細いわらの結び目を5、太いわらを10、太いわらの結び目を50、という風に規則性を持たせていました。
中国では人頭税の記録、インカ帝国では束や結び目を工夫して対象者がどのグループに属しているかも記録していたと言われています。Aグループが◯人、Bグループが◯人、という形ですね。
古代の人の知恵というのはすごいですよね。また、文化や言語が違っても「数」に対する概念が古来より世界共通というのも分かります。
沖縄のわら算のレプリカは、琉球大学の風樹館などで見ることが出来ます。
数字の0と1はどっちが先?
「数」に対する概念が古来から各国共通とお話しましたが、数字の0(ゼロ)と1(イチ)はどっちが先に誕生したかご存知でしょうか?
正解は、1が先です。目の前にある物体を数える手段として1、2、3、、という概念が先に生まれ、「何もない」を表すための「0(ゼロ)」はその後に生まれました。
数学や理科が「自然科学」と呼ばれるのは、目の前で起きている自然現象を数字や文字で説明しようとしたからですね。
いかがでしょうか?今日は数の歴史に触れました。昔からお金は日常生活と切っても切り離せない存在でした。次回もお金と数の雑学を少し紹介したいと思います。
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